ダイヤモンド (カット済) の品質を一石一石チェックし、買い付ける仕事。
「永遠の絆」にふさわしい上質の輝きのみを選定し、カップルに
届けるという重要な責務を果たす。
ダイヤモンドの世界三大市場の1つのダイヤモンド取引所で約20数年に亘り
鑑定士、そしてトップバイヤーとして活躍する「銀座ダイヤモンドシライシの要」、齋藤真言さん。
世界でも有数のキャリアと実力で至高の輝きを選び抜くプロに、貴重なお話を伺いました。
1985年にダイヤモンド取引所に行き、ダイヤモンド鑑定士の仕事を18年。その後、現地法人として常駐し、バイヤーを務めています。これまでに鑑定したダイヤモンドは、100万ピースにのぼるでしょうか。
私の使命は、数あるダイヤモンドの中から当社のブライダルリングにふさわしい品質を見極めること。
そこで、まずはダイヤモンドのプロポーション(カットの総合評価)を測定。次に、無色透明のDを最高位とするカラーグレード、クラリティ(透明度)の順に鑑定します。
さらに銀座ダイヤモンドシライシでは『サリネ・ライト』という新たな評価基準を他社に先駆け導入。より『輝き』にすぐれたダイヤモンドを優先的に買い付けています。なぜならダイヤモンドの最大の魅力は、輝きにこそあるもの。そしてその美しさを判断し価値をつけるのは、人の目、人の感性でしかあり得ません。
銀座ダイヤモンドシライシにおいても、プロポーションの判定こそ測定器を用いますが、カラー、そしてカットの対称性や仕上げといった最終的なグレーディングは、私自身の肉眼で行っています。
「他の追従を許さぬ厳格な基準で選りすぐられ、最高位の輝きを放つダイヤモンド。その本来の輝きを脚色することなく、新たな魅力を引き立たせているのが、この《セント・グレア》でしょう。きわめてシンプルなデザインながら、ダイヤモンドを支える爪は光を極力さえぎらぬよう、非常に注意深くつくられている。そして教会の天井のアーチをモチーフとした繊細かつエレガントなディテールも素晴らしい。上面からのみでなく側面の美しさに至るまで、まさに格別です。」
セント・グレア
ダイヤモンドの鑑定には、ブレがあってはいけません。その為、でき得るかぎり同一の条件下で行われるべきもの。そして自己管理の徹底は欠かせません。
たとえば私自身は、晴天の日の午前11時頃に見えるカラーを基準としています。また、寝不足の日や疲れがたまっているときはダイヤモンドが黄色みがかって見えてしまいますから、これも避けなくてはなりません。そうそう、メンタル面ということでは、妻と喧嘩をしないようにも気をつけていますね(笑)。
そうした心掛けもすべて、ブライダルジュエリーのパイオニアとしてのプライドあってこそ。また国内のジュエラーとしても、当社のように海外から直接、ダイヤモンドを選定し買い付けているブランドはほんのわずかです。それだけに、一生のご愛用にふさわしい、ベストな品質をすべてのお客様に提供することは我々の義務であり、責任は非常に重大。
その重責を全うするためにも、当社では最終的な検品は通常の10倍ルーペだけではなく、宝石用双眼顕微鏡を用いて一石一石に完璧を期す。だからこそ世界でわずか12%(*)のみと認められる、最高品質のダイヤモンドをお届けできると自負しています。
(*)「Ultimate 3star」。Sarine Technologies(サリネ・テクノロジー)社による世界初の輝き測定器〈サリネ・ライト〉で測定された「輝き」の最高グレードのこと
お客様に完成したリングをお渡しする瞬間に立ち合えたとき、でしょうか。この輝きからひとつの絆が生まれ、新たな『家族』の歴史が生まれる……。それは本当に幸せなことですし、最大のやりがいですね。これからもより多くのおふたりと出逢い、ベストな選択をご提供していきたい。そう願っています。
「この人が銀座ダイヤモンドシライシのバイヤーを勤めているという事実だけで、すでにわが社はどのジュエラーより優位性を持っている……。そう言って過言ではないダイヤモンドプロフェッショナルこそ、銀座ダイヤモンドシライシの誇る斎藤真言さんです。仮に他店のダイヤモンドを真言さんがチェックした場合、銀座ダイヤモンドシライシのブランドネームに値するものはおそらく一部しかみつけられないでしょう。美しさ、品質の差はそれほどまでに歴然です。
私たちコンシェルジェが常に自信を持ってわが社のリングをお客様にご案内できるのも、真言さんの「目」と「情熱」あってこそ。人柄も誠実でスマート、しかもユニークで誰からも愛されている。私も10年後、こんな人物になっていたいと切に願うものです」