ブライダルジュエリー専門店として30年で110万組以上のお客様と接してきたブランドだからこそ、お客様のちょっとした疑問や知っておきたいことをコラムとしてまとめました。
婚約指輪や結婚指輪を選んでいる最中の人はもちろん、これから選ぼうと考えている人も、是非参考にしてください。
既婚者ですと結婚指輪を常につけているという方も多いと思いますが、人によっては指輪による「かぶれ」が起きてしまう事があります。指輪が触れている箇所を中心にして湿疹がでたり、皮膚がただれたりしてしまうケースです。
第一の原因としては金属アレルギーが考えられますが、ほかにもいくつか可能性があります。対策を含めてご紹介していきましょう
指輪の材質にもよりますがニッケルやクロム、錫や銅などは金属アレルギーを起こしやすい素材です。体質は変わるものなので、以前は金属アレルギーがなかった方でも、妊娠出産やストレスなどでアレルギーが出る場合があり、注意が必要です。
「金属アレルギーかもしれない」と思われる場合は、指輪をはずして、しかるべき医療機関にかかってください。思い出のものだから、大切なものだからと無理をすると日常生活にも支障をきたすようになってしまいます。
一般に「手湿疹」または「主婦湿疹」と呼ばれる、水仕事による肌トラブルが原因の場合もあります。
これは家事をする人、美容師や飲食店などで洗い場を担当している人など、水仕事をする方によく起こります。水によって皮膚の表面が削ぎ落とされ、免疫機能が低下しているときに、接触した雑菌が皮膚の表面で繁殖してしまう症状です。
この場合は、皮膚の表面状態が改善されるまでゴム手袋を使って水に触らないようにするなどの方法で対策できるでしょう。
指輪をつけたまま入浴した後などに、かぶれが起こる可能性があります。
石けんや洗剤などが皮膚と指輪の間に入り込んでしまうため、その成分と皮膚が反応して炎症を起こします。
この場合は指輪をはずし、手をきちんと洗うことで症状が改善されることが多いでしょう。
また、その際、指輪の裏側も確認してみてください。
指輪の裏側は装飾のための隙間があったり、名前の刻印などがあったりして凹凸がある場合も多いものです。この隙間に皮脂などの汚れや石鹸の残りなどが入り込んでしまっていると、これもかぶれの原因になります。こうした汚れは定期的に洗い落としてください。
このほかにも、皮膚炎などの結果として手にその症状があらわれている場合もあります。症状が続いたりひどい場合は、かならず医師の診断を受けてください。
きれいな指輪をしているのに皮膚の状態がボロボロでは残念です。体の健康を優先し、その上で手先のおしゃれを楽しんでください。